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EHS&S研究センター

セミナー

EHS&S研究センター セミナー2014

2014年10月2日(木) 13:30〜16:30 UDXカンファレンス(東京・秋葉原)
テーマ「安心・安全な社会の実現を目指して」
基調講演「巨大地震に対する東京の防災・危機管理」 河田 惠昭 氏 (関西大学社会安全研究センター長・教授(京都大学名誉教授) 阪神淡路大震災記念 人と防災未来センター長 工学博士)
「災害リスクとスマートコミュニティ・プロジェクト」 大津 智 (NTTファシリティーズ総研 上級研究員 工学博士)
「ゼロエネルギービルと災害対策」 大島 一夫 (NTTファシリティーズ総研 EHS&S研究センター長 工学博士)

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 巨大地震、地球温暖化、エネルギー問題などファシリティを取り巻くリスクが深刻化する中、総合的なリスクマネジメントが求められている。 EHS&S研究センターでは、これらのリスクに対応するため、「安心・安全な社会の実現を目指して」をテーマに、セミナー2014を開催した。

 河田惠昭氏は、「巨大地震に対する東京の防災・危機管理」と題し、「成熟社会では防災力が低下すると共に、社会の高度・複雑化により被害が多様化する。 一方、地球温暖化により風水害が頻発・激化し、環太平洋地震・火山帯も活発化している。 人口密度が高く、政治・経済・情報とロジスティックスが一極集中する首都直下で地震が発生すれば、災害の相転移によりスーパー都市災害が発生する。 その被害は計り知れず、過去の災害が示すように日本が衰退に向かうことになる。これを避けるためには東京一極集中からまずは首都圏内一様拡散をはかる必要があり、また災害対応の意思決定過程を可視化して共有する必要がある。 そしてレジリエンスを高め、強くてしなやかな社会を目指す必要がある」と論じられた。

 大津 智氏からは、「災害リスクとスマートコミュニティ・プロジェクト」をテーマに、東日本大震災後の電力事情とこれに対応できるスマートコミュニティの意義、国内外で進められているプロジェクト事例について、
大島一夫氏からは、「ゼロエネルギービルと災害対策」として、海外のゼロエネルギービル(ZEB)の事例、ZEBを実現するために用いられている各種技術の災害時に利用できる機能・性能、一方これらの災害に配慮した設計の必要性について解説がされた。

 セミナーは100名を超える方々のご参加をいただき、盛況のうちに終了した。大変参考になった、今後ともこのような情報発信を継続してほしいとのご意見を多数いただいた。

セミナーの様子
セミナーの様子